本文へ移動

一級建築施工管理技士取得のメリットと資格の本質的な意義

2022-7-25

算整理が終わりひと段落…



…その後間もなく ”決算後の変更届”(建設業許可)・経営分析・経審そして各行政庁へ報告となる。
大した仕事量ではないのだが、空き時間を作る余裕が無いとなかなか大変なこの時期
苦労?してヒト山超えたところであるが

今年はプラスアルファで建設業許可の業種の追加申請を行うこととした。
今までは”一級建築士”で受けれる業種の6業種で許可を得ていたものに近年取得した”一級建築施工管理技士”をプラスし17業種に増やそうという目論見だ。
決して簡単ではない”一級建築施工管理技士”の試験だが難易度で言えば一級建築士まで難しくはない。
しかし上記表のとおり建設業許可の業種の多さは他の資格を圧倒している。
肝心の試験内容は年一回 学科と実施に分けて行われる(今は一次試験、二次試験となり若干試験制度も変わっているようだ)
一級建築士を取得していれば学科は免除となるが、二次試験は経験記述があり今まで施工管理した物件の経験が求められる。
何が出るかわからない課題に対し自分の経験した物件の特徴をまとめ上げ、その場で詳細に記述する対策が必要なのだ。
しかし現場に出ている現場代理人・主任技術者は忙しく、過去の物件の概要などをまとめる時間を確保するのが難しく大変な苦労を要する。

ただ苦労した分得るものもある。
今までの物件で経験した工程管理や原価管理・技術のノウハウなどをまとめることで実際何気なく行ってきた管理が意義のある仕事だっと実感できた。
更に例題を通し管理手法を学ぶことで他にこんな方法もあるんだと視野が広る。
何より一級建築施工管理技士と名乗れば発注者の信頼を得ることができる。
前途した業種の種類の多さも大きなメリットだ。
一級建築施工管理技士が優遇される求人があるのはこのためだろう。

そのせいかまず資格取得を目標にする人もいるようだが、本来資格はその後どう生かすかが重要だと思う。
かくいう私自身この資格を生かせている自覚がないのだが、今回業種の追加をして請け負える業種の幅が広がることでまた新たな挑戦が始まるだろう。
そんな風にステップアップしていくこと、そして有資格者へ責任を持たせることが資格を取得する本質的な意義なのかもしれない。
TOPへ戻る