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エアコン2027年問題

2026-7-13
エアコン2027問題をご存じだろうか。
地球温暖化防止の観点から、省エネ性能が高いエアコンしか販売できなくなるというものだ。
2027年4月から施行されるため、2027年問題となっている。

制度変更の内容は、[COP]や[APF]といった成績係数がよくなるだけではない。
R410A(冷媒ガス)の製造や輸入も終了することが決まっている。
冷媒ガスの背景を語れば長くなってしまうので割愛するが、R410Aに混合されているR125(ペンタフルオロエタン) の環境負荷が大きいことが製造中止の大きな理由のようだ。
漏れればCO2の数千倍の環境負荷があるという。(GWP係数が高い)

このことから、初期費用が高額になることが予想されている2027年4月以降にエアコンを買い替えるより、今のうちに交換しておこうという社会現象が起きている。
その買い替え需要は例年の3倍というニュースも見かけた。
当社のような工務店にも『今のうちに変えておきたいのですが予約できませんか』という問い合わせも少なくない。

↑こちらの画像のクライアントはその需要によるものではなく、たまたま最近飼い始めたペットを「室内で快適に過ごしてほしい」という思いから新規エアコンの取り付けを行ったものである。

早めに施工予約したものの、実際の施工は1か月後。

この現場の取り付けが終わると、職人さんも「次がありますので!」と忙しそうに移動していった。

何とか暑くなる前にエアコンが設置できひとまずは安堵しているが、なぜこれほど初期コストにとらわれてしまうのだろうか。

所得が増えない一方で物価高が加速する現代では目先のことで精一杯になるのも仕方のないことかもしれない。
しかし概算ではあるが、もしかすると2027年4月以降の方がお得になる可能性もある。
(10年の電気代と高性能省エネエアコンの性能向上分の負荷費用を天秤にかければわかるだろうか)

たまたま現在使用しているエアコンが10年程度経っているなら、それは買い替えの時期なのだろうが、是非大袈裟な情報に惑わされることなく冷静に判断してほしい。


省エネ性能が高いエアコンを選ぶことは自己への費用対効果だけではない。

この環境を未来へ繋げるチカラにもなり得る。

一人一人がそんな意識をもてば、もっと環境負荷の少ない社会が実現できるのではないだろうか。

少し大袈裟だが、もっと気軽に高性能なエアコンを選べる世の中になることを望みたいものである。

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