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設計者が棟梁となり上棟式を行うと…

2021-11-07

「選手兼監督として契約を結んでもらいました…」
日本ハム新監督就任会見時新庄さんの素晴らしいボケでしたが…

建築業界では色々兼務することが多いです。
斉藤工匠店のような小さな工務店は特にそうですが…

今回は設計者が棟梁として上棟式を行いました
昔は棟梁が設計していたからごく自然な形だったのでしょうが…
建築士法ができ設計と大工が分業化された現在はとても珍しいのかもしれません。

施主様もいつも打合せに来ている設計担当がまさか棟上げ式の祝詞を上げるとは思ってもいなかったようで…
「自分が祝詞上げさせていただきます」といったら…
「笑っちゃったらスイマセンww」って感じでした
↑さて、こちらは上棟式で使用する棟札(むなふだ)や御幣束(おへいそく)など…
色々あったけど「ついにここまで来たか」という気持ちと、「いよいよか」という気持ち、色んなことを考えながら作成させていただきました。
上棟式というと色々準備が大変なイメージがあるかもしれませんが、斉藤工匠店ではほぼ全て準備させていただきますのでご心配は不要です

↑自分の顔が少し怖いですかねww(かなり緊張してました)

下に親戚の方たちもいらしておりましたので声張って祝詞奏上させていただきました。
終わると下から拍手が聞こえたので「あぁ聞こえたんだな」とほっとしました
「笑っちゃったらスイマセン」って言っていたお施主さんも「感動しました!」とか「上棟式はやった方がいいよと皆に伝えたい!」と言ってくださり自分も感無量でした。
いつもパソコンで建物のプランニングやデザインの事を話している自分が、地下足袋を履きハンテンを着て棟上げ式の祝詞を上げる姿は想像できなかったんだと思います。


ここまで色々ありましたが…無事上棟まで来ました。

数年前から一緒に土地を探し、ついにココだと思える場所を見つけた建て主様。
この土地を購入する前からどうなるか?などと検討を繰り返し、基本設計・実施設計・構造設計(木造3階建)も可能な限りプランの検討を繰り返してまいりました。
法律上またコスト上などの制約を除けばこの土地を最大限有効に利用できるプランになったと自負しています。

棟上げ式の祝詞もこの土地で末永く幸せに暮らせるよう思いを込めて上げさせていただきました。
後は完成まで、全力で施工・管理していきます!





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