排煙計算
2021-06-20
ただいま建築確認申請の手続き中でして、最近法律系のネタが多いのはご容赦ください
さて今回は排煙計算…
かいつまんで言わせてもらいますと…
「火事の時 煙が中に溜まらないようになってますか?」ってことです
※避難の時煙に巻き込まれないようにするためですね
住宅規模の建物ですと、排煙設備をつけることはほぼほぼナイカナ
そのため、自然排気の窓の有効開口が居室床面積の1/50以上取れてますよって計算が欲しいのです
じゃー窓の有効開口って?
高さ1.3mの幅2.5mの大きな窓ついてるから 1.3×2.5=3.25㎡
居室面積が例えば 3.64×4.55/50=0.331㎡
だから全然平気じゃんねーってわけでもありません
↑例えばこの窓だと…
イメージですが…
天井高が2.45m程度の居室で窓の上端が2mについてる場合はこんなイメージになります
有効開口になる部分は天井から80cmまでなのです
※さらに引き違い窓などは、開けたときの有効開口なのでその1/2
計算しなおしますと 0.5×2.5/2=0.625㎡
居室面積が 3.64×4.55/50=0.331㎡
∴OK
こんな感じで区画ごとに計算を積み上げていきます
この位の大きな窓が付いてればあまり心配はないのですが、天井の高い場所や窓の大きさによってはどうしようかな?って建物も出てきます
ですが、こちらは200㎡を超える物件は要検討
粛々と進めてまいります