福島建設工業新聞社取材の裏話
↑写真を撮っているところを写真撮るってw
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…すこし間違って伝わってしまった部分がありますが
(自分の言葉足らずで誤解されてしまう癖が否めませんね
)
「在来工法での3階建てが珍しい!」「なぜ3階建てだったんですか?」と聞かれまして…
そういえばどんな経緯だったのかを思い出しながら回答させていただきました。
・施主様の店舗が幹線道路から見えるような土地を希望していたため市街地(狭小地)での計画になったこと
・店舗に訪れるお客様用駐車場を出来るだけ多く計画したかったこと
・動線計画から1階を店舗とすること
・住宅の機能も併せ持つ店舗併用住宅とすること
「在来軸組工法」は斉藤工匠店のいつもの工法ですが、堅牢な構造体を構成するため、また自由な間取りを実現にするためには必須でした

さらに、店舗の要望・条件から1階部分は”店舗”でほぼ埋まってしまうことから2階以上に住宅部分を納めることに…
住宅部分の要望諸室や家族構成から、2階部分だけでは納まりきらず3階への計画に広がっていった…

そんなこんなで3階建てになった…って感じです(;^_^A
ただ、いつもの3倍の応力がかかっても安全なことを確認しなければならなかったので、部材はいつもより太くなり…
加えて「ウッドショック」
当てにしていた「米松」材が入ってこない
そういわれた去年の6月頃はどうしていいのか分からず泣きそうでした

泣く泣く全ての事情をお施主様に説明して、2022年3月OPENに間に合わせるべく、ほぼすべての材木を「杉」へ樹種変更…
当然「松」より柔らかいため、また部材検討やり直し

何とか着工にこぎつけ、現在まで工事を進めることができました!
ここにきてさらに世界的な半導体不足や新型コロナウィルス(オミクロン株)感染症の影響からか、給湯器や照明器具の納期が不透明な問題などもありますが…
(どんな職種も大変でしょうが、建設業もホント大変です!企業努力も限界がありますヨ
)

なんとか3月のOPENに間に合わせなければとの思いで自分にできることを粛々と進めてまいります!
…というような話を記者さんとお話ししてたっていう「福島建設工業新聞社」取材時の裏話でした