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建築家の幸せってこういうことだろうか?

2022-3-20
今回は、いつかやってみたかった「できるライター風」の文面スタイルに挑戦してみました
ご了承ください

工時、どうも建築をやっていると何故か切ない気持ちになる。
もちろん完成した喜びもあるが、「あぁ終わってしまう」という思いがこみ上げてくる。
名残惜しい気持ちで内部を最終確認していると、工事期間中大変だったことなどを思い出す。
そんなことをしていると”いつ”までも感傷に浸っていられるのだが、時間は容赦なく次のステップへとイザない…
完成した建物内部に運びこまれる美容用品、シャンプー台などなど

この十数年髪を切ってもらっている美容師の店主と他愛もない会話をしながら
「これ、座り心地いいんですよ!」
なんて言われ、二人で新品のスタイリングチェアに腰をかけ少し上をみる



















今までのことが走馬灯のように蘇ってきたのは同じだったであろうと察した。
「こんな日がくるなんて」と"うれしい思い”と”少し気恥ずかしい”ような夢のような気分であった。

今回の建築もいろんなドラマがあり、とても一言では言い表すことはできないが、苦心する場面が何度かあった。
その要因の一つに「社会的アウェイな環境」が関連していたことは否めない
「新型コロナウィルス」によるパンデミック
「ウッドショック」
「世界的な半導体不足」
「原油価格の高騰」
時に私も折れてしまいそうなこともあった。
しかし、店主はあきらめなかった
「完成するサロン」へ訪れる”利用者さん”の事を思ってやまなかったのであろう。

建築計画に際してもその思いは顕著にあらわれる。
車の動線は利用者さんが出入りしやすいように。
照明計画はカラーの色味が忠実に再現できるように。
もちろん感染症対策として換気がしやすいように。
全てにおいてまずは利用者さん目線であった…

そんな店主の思いがつまった癒しの隠れ家的サロンが2022年3月26日(土)
いよいよOPENを迎える

「guri」という名を授かったこの建物に僭越ながらシンボルツリーのアオダモを添えさせていただいた。
花言葉は「幸せな日々」

このサロンに訪れる人々、近隣の方々、スタッフの皆様、何より店主とそのご家族。
”guriにかかわる人"全てに幸せな日々が訪れることを祈っている。
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