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今ある建物を生かす「リノベーション」という選択肢

2022-4-3

ノベーションの始まりは解体から開始することになる。
いや、もっと言えばその前の整理・片付けから始まっているのかもしれない。
時にその作業は途方もなく果てしない道のりに感じることがある。
いったいなぜか?
通常一軒屋に溜まった書類や衣類、家財関係は一人の物で完結しない。
その物件の所有者のみならずその配偶者と家族、多いところではその兄弟にまでさかのぼる。
このノートは大事なものだろうか?
この着物は誰かが着るだろうか?
一人一人にいちいち確認していてはとてもじゃないが片付ける気力もなくなるというものだ。
しかし、「もうここに置いてある荷物はいらない」と確認ができた場合は、問答無用で片付けてしまえる。
そんなタイミングは「リノベーション」のチャンスかもしれない。
第三者が一切の感情を排除してゴミの分別程度気を遣えば、時間もそうはかからない。
面倒かもしれないが、考えようによっては片付けができて、一石二鳥。
いや、固定資産税などを考えれば節税にもつながるし、昨今の”空家問題”にも一石を投じることができる上、産業廃棄物処理が低減でき二酸化炭素排出の削減にもつながる。
「リノベーション」という選択肢は考えようによってはいいことづくめなのだ。

このほど満を持した「リノベーション」が幕を開けた
片付け作業にかなりの時間を費やしたが、まさに今がその時だったのだと思う
解体作業が進行し構造体が姿を現した梁や柱は時間の経過を感じさせるいい風合いをまとう
これから露わになった柱や梁をどう見せようか?
そんなワクワク感は「リノベーション」だからこそ得られるものかもしれない…
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