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ドリップポットから感じるモノづくりの原点

2022-5-8

ッという間のゴールデンウィーク
毎年休んだような休んでないような…
そんな気分になるのは、こんなときしかできないことをしているからである。

例えば「写真整理
カメラやスマートフォンからデータを取り込み、工事写真にまとめる…
特段難しい作業ではない「工事写真のとりまとめ」。
ただ…




とても孤独なのである。

ガラにもなくインスタのストーリーで、こんな写真を上げてしまうほど”寂しがっている自分がいる”ことに驚いた。
少しでも孤独感を紛らわせ”休日気分”を味わうため、最近購入した「KINTO」のグラスにお気に入りの豆でアイスコーヒーを淹れる。
これがまずかった。
いやコーヒー自体はとても美味しいのだが、こんな時にコーヒーを淹れると凝り性のサガが出てきてしまう…

いつもなら気にならないドリップポット…
こちらはもう14年以上愛用している「Kalita」のステンレス製ドリップポット

この形しか知らなかった私は、なんの疑いもなくこちらを愛用していた。
使用する時の感覚もばっちりで、特段問題があるとも思っていなかった。

ただ、今回知ってしまった…



保温効果は銅製の方が優れていることを…

↑こちらの銅製ポットは持ち手が木製で熱くならず、"Made in TSUBAME"!?
ものづくりの街 燕三条で生産されているらしく、とても魅力的だ。

三条の刃物は大工道具のノミやカンナなどの名品が多いことでも知られる名産地


↑こちらのカンナも燕三条で作られたものである。

刃物などの名産の地 「燕三条」と聞くだけで惹かれてしまう魅力はいわゆる「ブランド」だからなのだろうか…?
しかし、ただ生産が盛んだからというだけではこの「ブランド」は確立できないはず。
そこには職人さんの”いいものを作りたい”という思いがあってなりたっていると思う。(”Made in TSUBAME”はその誇り高き地域ブランド力であろう) 
そんな”人の心がこもった物”なら愛用してみたいという気になるものだ。

モノづくりは常に使う人の事を思い作られる。
また”モノ(道具など)の使い手側”も”作りて側”の意図を十分理解し、使用すればその機能性や魅力がさらに深まるだろう。

それが、コーヒーを淹れるドリップポットでも、大工道具のノミやカンナでも、人が住まうための住宅でも…

GWの最中たまたま検討したMade in TSUBAMEの鋼製ドリップポットに、我々が造る建築とも精通する「ものづくりの原点」を垣間見たのだ。



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