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造作ソファの勧め?

2022-8-22

築費用を抑えるため、家具は建築本体工事に含まれないのが一般的だ。
家具は後から自分で選んで購入するので…と後回しになる。

引き渡し後、○○帖というリビングやダイニングにどんな家具を配置しようかと考える。
何もない真っさらな空間にどんなテイストの椅子やテーブルを置こうか?と考える楽しみもあるだろう。
うまく馴染むものがあればいいのだが、しっくりこない時は思い切って造作することをお勧めする。
今回のリノベ案件では既存の柱を抜くことができず、店頭などで販売しているソファをL字に配置させることが困難だったので造作することにした。
建築工事内に家具造作が計上されるため建築本体工事費は増加してしまうが、いずれソファを購入することを考えれば合理的で無駄のない空間づくりが可能となる。

↑こちらは施工途中の画像
既存の柱を利用しソファーの骨組みを形成した。
既製品のソファーではここにうまくはめ込むことは困難だろう…
床の一部が持ち上がったような自然な段差ともとれる座面はちょっとした段差にラフに座るイメージだ。
自由に寸法決めできるため、どうせなら横になれる寸法を確保。
なんならベットとしても使用できる。
ただし固定式のため移動することはできないし、それなりにコストもかかる。

それでも空間の印象を決めるのはこういった細部にやどる。
つい膨らみがちな建築費用を抑えるため後回しになりがちな家具類…
是非先手で室内設計に取り込み空間に馴染むようデザインしたいものである。
きっと唯一無二の家具を手に入れたような満足感を得られるだろう。
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