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補助金申請で思うこと

2022-8-29

助金を貰うのは大変だ。
住宅建築においても新築、増改築、リノベーション、断熱改修等細目に分けられ細やかな補助金制度がある。
しかしこれが意外と時期が合わず逃してしまうことが多い。
運よく時期があっても諸条件が多くあきらめてしまうことも少なくない。
確かに簡単に補助金が手に入って悪用されても困るが、せめて本当に必要としている人には負担を減らしてもらいたいと切に願うものだ。

補助事業の内容は国や地方自治体により条件も制度も違うものであるが、今回は数ある住宅建設補助金の中でも最も金額が多いであろう[グリーン化事業]について多少触れたいと思う。
地域の原木供給者から製材所、設計者、中小工務店、資材建材業者が連携して一つのブランド化を目的として発足したブランド化事業の後継事業が[グリーン化事業]
もともと中小工務店のためにできた補助事業のためハウスメーカーが使用することができないのが特徴だ。
事業の概要などは他のまとめサイトの方が綺麗にまとまっているためそちらをご覧いただくこととし、本ブログでは誤解を恐れず個人的な見解を述べていきたい。

地域型住宅グリーン化事業

No
住宅に求められる性能
補助額
(1)
長寿命型
50万~140万円
(2)
ゼロエネルギー住宅型
50万~150万円
(3)
高度省エネ型
50万~90万円
(4)
加算措置(地域材の活用、若者子育て世代、三世代同居等)
20万~30万円
↑上記表は細かいことを抜きにして大枠でまとめたグリーン化事業の補助対象要件とその補助金額の目安
単純に言えば(1)から(3)を選び、いずれかに(4)をプラスできるようだ。
補助事業採択グループに配分されていることが前提となるが、うまく使えば170万円以上の補助が可能となる。
※バリアフリーや地域住文化へ合致すればさらに20万~30万円が上乗せできる

こどもみらい補助金の最大100万円(リフォーム60万円)や福島県が推進している多世代同著・近居推進事業の最大40万円と比較するとその差は多く見える。
しかし[グリーン化事業]に求められる住宅性能は「長期優良住宅」や「ZEH」「低炭素住宅」等、建築費用が割高となる。
逆に言えばその分の補助ともとれるのだ。

ただこうして見比べてみると子育て世代には国も地方自治体も手厚いことがわかる。
先日結婚式に出席させていただいたが、結婚→出産→住宅の新築(または修繕等)という流れもあるため、若夫婦にお金がかかるのは言うまでもない。
↑上記は挙式の様子
コロナ化の影響もあり挙式を上げない夫婦も増えているようだが、やはり結婚式はいいものだと感じる。
物価の値上がりが顕著ではあるが、地域活性化の観点と若い人の幸せな未来の為にも今こそ補助事業は積極的に活用すべきだと思うのだ。
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