基本はいつも掃除から
2022-12-20
師走も気づけば残りわずか…
大掃除をしなければと思いつつ、気づけば大詰めに差し掛かるものである。
毎日少しずつ進めれば負担も少なくなるのだが、なかなかできないものだ。
必要に駆られなければつい後回しになってしまうのは自宅の事だからだろうか?
建築現場では毎日作業終了時には一斉清掃が行われる。
自分で出したゴミや端材をそのままにしていては、次の作業の効率が悪くなるからである。
丁寧な仕事をする職人さんほど現場の美意識は高い。
画竜点睛を欠かない為、掃除や養生の大切さを認識しているからだ。
↑こちらはもうじき養生を外すことになるリノベ物件の床
電気屋さんがコンセントをつける際、ボード屑が落ちることを想定し際にダンボールで養生を施した。
直ぐに外すことになるが、最後にキズをつけて台無しにしないため。
また工期のない現場に少しでも職人さんの負担を減らしたいという思いと、出来るだけ丁寧にお願いしますという願いも込められる。
そんな思いとは裏腹に何も感じないで現場に入る職人さんが最近多い。
分業化が進み、効率化が求められる今。
現場作業を早く終わらせたいのはわかるのだが…
余計な作業を増やさないように、残業はしないように、言われたこと以外はやらないように。
働き方改革などもあり、企業は働きやすい職場環境を提供しなければならない社会となった昨今。
こうなってしまうのはわかるのだが、自分さえよければいいという風潮が根付き”人の資質”が下がってしまうのでは?と疑問に思うのは私だけだろうか?