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階段下に収納?いや坪庭?

2023-1-22
納は多い方がいい。
その理由は生活用品が収納されていると、空間の生活感を消すことができスッキリみえるからだ。

洋服をかけるクローク
バックや帽子を置く棚。
靴を収納するためのシューズクローク。
キッチンの食器用引き出し収納等‥
その数は上げればきりがなくなる。

その時の持ち物・収納するものにより用途が分かれ、収納一つとっても色々なのだが…
あらかじめ設計された収納とは別にデットスペースになるから収納にしちゃおう!という収納も中にはある。
その代表例が階段下だ。

必然的に三角になるスペースは何にも利用しにくく、ただ空いているのがもったいないという理由で収納になることもある。
実際に何でもしまい込める収納というのは実用的で、掃除機や背の高いものを収納するのに便利だ。
ただスケルトン階段の場合その下部を収納にはできない。
文字通りスケルトンな階段のため収納の壁などをつけてしまってはスケルトンではなくなってしまうためだ。
こちらはリノベ案件で作製したケヤキとコンクリート段板のミックス階段(スケルトン)
なんとも左官屋さん泣かせの細かい仕事をしてもらったのに塞いでしまってはもったいない。

こんな場合は空間の無駄使いをより贅沢にしてみようと発想を変えてみてはいかがだろうか?
坪庭?(建築用語的には少し意味合いが違うと思うが…)風に小石を敷き詰め竹を植えアップライトで陰影をつける。
スケルトンの階段なので自然光も照明も陰影が付きやすく奥行き深い空間となる。

合理的に無駄なくもいいのだが、ほんの少し物事の解釈を変えてみても面白いのかもしれない。
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