実家リノベや古民家改修でやりたい床下のシロアリ対策
2023-8-19
気分を変えたいから壁紙を自分で貼り替えてリノベしました!
そんな事例も立派なリノベの一種だ。
仕上げ表面を変えれば空間の印象は激変する。
できるだけお金をかけずに見栄えだけ変化させたいという場合は特に有効な手段だろう。
ただ同じリノベといってももう少し根本的な解決策が求められる場合がある。
例えば床下。
築30年になる「実家」だったり、築50年以上の「古民家」ともなると対策が必須な場合がほとんどだ。
なぜなら近年主流の「べた基礎工法」ではなく床下に湿気がこもっている場合が多い。
写真は床組み材がシロアリ被害にあった様子。
湿気を吸った木材はシロアリの大好物なのだ。
指先あたりの穴がシロアリ被害を受けたと見て取れる。
こうなってくると、床組みの交換が必須。
出来れば床組みを解体したついでに今後湿気が上がらないような対策までしたいところだ。
今回は布基礎で土のままになっていた床下空間。
防湿フィルムを敷き、土間に鉄筋コンクリートを打設し防湿することに。
(既存基礎の耐震補強も兼ねる)
シロアリ被害が見て取れたので、防湿フィルムもシロアリが寄らないものを…
有効成分にピレスロイド系ビフェントリンが含まれる防蟻防湿シート「ターミダンシート」をセレクトした。
土間コンクリートの下で、後からでは非常に困難な施工部分のため、どうしても念には念を入れたくなる。
テープにもターミダンテープを使用し出来るだけ隙間なく施工。
土間コンクリートを打設すれば安心しがちな床下環境。
しかし、その土間コンのひび割れや側壁際の隙間からのシロアリ被害も確認されているらしい。
もしシロアリ被害が確認されたのなら、この土間コンの下は是非「ターミダンシート」でのリノベを検討したいものだ。