楡
2025-2-7
受賞やメディア掲載などの恩恵だろうか?
昨年からちょっとこだわりのある建材屋さんと直接取引できるようになった。
広報などの担当者がいるわけでもなく、あまり広告には力を入れてないウチにとってはまさに[棚からぼた餅]。
お陰様で地方の小さな工務店にもかかわらず、例年以上の問い合わせ・取材依頼があり受賞のチカラを実感していたが、対クライアントだけではなく同業・協力業者にまで影響が及ぶことは本当にありがたいとしか言いようがない。
そんな建材屋さんから紹介を受け気になったのが「北海道産の無垢フロア」。
広葉樹専用の工場で無垢板一枚一枚に人が向きあい、木目などを見ながら加工している様子がとても魅力的だ。
[そのままの森を感じる北海道フロア]
工業製品を作っているわけではない。
一人一人のクライアントに対し寄り添う建築を目指す。ウチの建築理念に近いモノづくりには共感し是非積極的に採用したいと思ってしまう。

写真は特に気になった楡(ニレ)の無垢フロア。ナラやオークに近いが、そこまで高価ではなく採用しやすい。
木目はケヤキにも近いがくすんだ色目が和モダンな空間に溶け込みそうだ。
材質的に暴れやすいようだが、そこは木目をみて一本一本加工・乾燥している生産者を信頼。
何よりも割れにくく粘り強い材質は小さいお子さんがいるご家庭でも傷をつける心配が少なく済む。
ニッチな素材ではあるが、現在商談中のクライアントさんにも気に入っていただけたようでなにより。今から完成を待ち遠しく感じている。