採光計算
2021-05-31
建物を建てるためには原則、確認申請書の許可が必要でして…
チェック項目の一つに居室の採光が取れるかどうかがあります

今回久しぶりにシビアな計算になりましたので、記録すべく書いていこうと思います


採光計算は有効開口面積に補正係数をかけ、その数値が居室面積の1/7(用途により色々ですが…)以上確保できればOKってことになります。
この補正係数ですが…用途地域によって算定式が違います
住居系 D/H×6-1.4=採光補正係数
工業系 D/H×8-1=採光補正係数
商業系 D/H×10-1
※Dは窓から境界線までの距離
※Hは窓の中心から庇などの遮蔽物までの距離

ウーン何やらややこしく見えますね…
建築士の試験では法規で出てくるとこですが

現実は試験のようにきれいな数字にはならないし、実際十分な光は入ってくることがわかっていても、この補正係数が0になってしまうと、採光取れてないってことに…

実際今回も南側に十分な開口部を設置してましたが、D/Hの比率が悪くどうしても0.05とかの採光補正係数に…
そこで北側吹抜けに面した部分に注目


オッとお店の上部なので「アトリウム」って名前になっていますが…
ここが一階からの吹抜け部分でして…
ここに面してる内窓

↑こいつの扱いはどうなのか検査機関に聞いてみました!
…全開口部分有効とはいかないけど0.7かけた面積は有効なので計算できるとのこと

あああああ!ヨカッター!!と胸をなでおろしました
